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避難所に持っていくものリスト|最低限の持ち物チェックリスト【2026年7月】
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「避難所には何を持っていけばいいの?」——災害時にいちばん多い疑問です。
結論からいうと、本当に必要なものは15点前後に絞れます。あれもこれもと詰め込むと重くなりすぎて、いざというとき持ち出せません。
この記事では、内閣府・自治体の防災マニュアルと実際の避難経験者の声をもとに、「最低限これだけあれば大丈夫」という持ち物リストをカテゴリ別にまとめました。印刷してリュックに入れておけるチェックリスト付きです。
この記事の要点
- 最優先の5点:水・食料・スマホ充電器・常備薬・現金
- 衛生用品:簡易トイレ・ウェットティッシュ・歯磨きシートが避難所生活の快適度を左右する
- 情報・照明:モバイルバッテリー・LEDランタン・防災ラジオの3点セット
- リュック1つに収まる量が目安(重さ:男性15kg・女性10kg以内)
- 家族構成別(子連れ・高齢者・ペット)の追加アイテムも解説
避難所の持ち物|「最優先」で入れるべき5つ
避難所に何も持たずに行くと、支援物資が届くまでの数時間〜1日を何もない状態で過ごすことになります。以下の5つは、何を置いても最初にリュックに入れてください。
飲料水
水がないと人は3日で命に関わる。避難所の給水が始まるまでの「つなぎ」
食料(調理不要)
空腹は判断力の低下を招く。火を使わずに食べられるものを
スマホ+充電器
安否確認・情報収集・地図確認のすべてがスマホ依存。電池が切れると孤立する
常備薬・お薬手帳
持病がある方は薬がないと命に直結する。お薬手帳は医療チームへの情報共有に必須
現金(小銭多め)
停電時はキャッシュレス決済が全滅する。自販機・公衆電話は小銭のみ
避難所生活で差がつく「衛生用品」リスト
避難所で最もストレスが大きいのが衛生環境です。トイレが使えない・お風呂に入れない・着替えがない——この3つが長引くと、体調不良や感染症のリスクが一気に高まります。
トイレ関連
簡易トイレ(携帯トイレ)
避難所のトイレは長蛇の列になります。特に夜間や高齢者・子どもには携帯トイレが必須。1人1日5回 × 3日分 = 15回分が目安です
トイレットペーパー
芯を抜いて潰すとコンパクトに。1ロールあれば3日は持ちます
身体の清潔
ウェットティッシュ(大判)
お風呂に入れない期間の体拭き。ノンアルコール・大判タイプが便利です
歯磨きシート
水が使えないときの口腔ケアに。災害関連死の原因に「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」があり、口腔ケアは命を守る行為です
マスク
ほこり・感染症対策。避難所は密になるため必須です
タオル(2枚)
体拭き・枕代わり・目隠しなど万能。薄手の速乾タイプが軽くておすすめ
着替え
下着(2〜3セット)
支援物資でもらいにくいもの第1位。自分で用意しておくのが確実です
速乾Tシャツ
1枚あれば洗って干してローテーションできます
停電でも安心「情報・照明」グッズ
災害時は停電が長期化するケースが少なくありません。2019年の台風15号では千葉県で最大約2週間の停電が発生しました。情報収集と明かりの確保は生活の基盤です。
表は横にスクロールできます
| アイテム | 役割 | 選ぶポイント |
|---|---|---|
| モバイルバッテリー | スマホの充電(情報収集・連絡手段) | 10,000mAh以上で2〜3回分の充電が可能 |
| LEDランタン | 夜間の明かり(懐中電灯より広範囲を照らせる) | 乾電池式・連続100時間以上が理想 |
| 防災ラジオ | スマホの電池が切れたときの情報源 | 手回し充電・AM/FM対応 |
| 予備電池 | ランタン・ラジオの電池切れ対策 | 単3・単4を各4本ずつ |
避難所の夜を乗り切る「防寒・睡眠」アイテム
避難所の床は体育館やコンクリートであることが多く、夏でも深夜は冷えます。眠れないと体力・判断力が一気に落ちるため、睡眠環境の確保は想像以上に大切です。
アルミブランケット
薄くて軽い(50g程度)のにしっかり保温。100円ショップでも手に入ります。ただしカサカサ音がするため、避難所では周囲への配慮が必要
エアマット(コンパクトタイプ)
硬い床との間にクッションがあるだけで睡眠の質が劇的に変わります。空気を入れて膨らむタイプなら、たたむとペットボトルサイズ
耳栓・アイマスク
避難所は24時間騒がしく、照明も消えないことがあります。小さなアイテムですが、避難経験者が「持っていけばよかった」と口を揃えるNo.1
スリッパ
体育館内の移動用。裸足だとガラス片でケガをするリスクも。折りたたみタイプが◎
忘れがちだけど重要な「貴重品・書類」
災害後の手続き(罹災証明・保険請求・口座引き出しなど)には身分証明書が必要です。原本を持ち出せなくても、コピーやスマホの写真があれば手続きがスムーズになります。
- 身分証明書(運転免許証・マイナンバーカード)のコピー
- 健康保険証のコピー
- お薬手帳(またはスマホで撮影した画像)
- 通帳・キャッシュカード(または口座番号のメモ)
- 家族の連絡先リスト(紙に書いたもの。スマホが使えないとき用)
- 自宅の鍵
家族構成別|追加で持っていくもの
ここまでのリストは「全員共通の基本セット」です。家族構成によって追加が必要なアイテムがあります。
子連れ家庭(乳幼児〜小学生)
- おむつ(1日8〜10枚 × 3日分)
- おしりふき(ウェットティッシュ代わりにもなる)
- 粉ミルク or 液体ミルク + 使い捨て哺乳瓶
- 離乳食・子ども用おやつ
- 抱っこ紐(両手が空くので避難時に必須)
- お気に入りのおもちゃ・絵本(子どもの不安軽減)
- 母子手帳のコピー
高齢者がいる家庭
- 常備薬(多めに。最低5日分)
- 老眼鏡
- 入れ歯・入れ歯洗浄剤
- 補聴器+予備電池
- 杖(折りたたみタイプ)
- 大人用おむつ・尿とりパッド
- 介護食(噛む力が弱い方向け)
ペットがいる家庭
- ペットフード(3日分以上)
- 水(ペット用)
- リード・ハーネス・キャリーバッグ
- ペットシーツ
- ワクチン接種証明書のコピー
- 常備薬(ペット用)
リュックの重さは何kgまで?
男性15kg・女性10kg・子ども(小学生)5kgが無理なく背負える目安です。
「備えはたくさんあったほうがいい」と思いがちですが、重すぎるリュックは逃げ遅れの原因になります。以下の優先順位で取捨選択してください。
- 命を守るもの(水・食料・薬・スマホ充電器)→ 絶対に入れる
- 衛生を保つもの(簡易トイレ・ウェットティッシュ)→ できるだけ入れる
- 快適に過ごすもの(アイマスク・耳栓・エアマット)→ 余裕があれば入れる
市販の防災セットは、このバランスが最初から計算されているので、自分で1つずつ揃えるのが面倒な方にはおすすめです。
バランスよくまとまった防災セットは防災セットおすすめ5選|1人用〜家族用まで予算別に厳選で紹介しています。
避難持ち出しでよくある5つの失敗
失敗① 詰め込みすぎて重くて持てない
「あれもこれも」と入れた結果、20kg超えのリュックになるケース。いざ避難するときに背負えず、結局何も持たずに逃げる人が多いです。15点前後・10kg以内を目指しましょう。
失敗② 非常食を買ったまま期限切れ
買って安心してしまい、気づいたら賞味期限が2年前ということも。年2回(3月・9月の防災週間)に中身を確認する習慣をつけましょう。
失敗③ 家族分の薬を入れ忘れる
自分の分は入れたのに、子どもや高齢の親の薬を忘れるパターンが多いです。家族全員分のお薬手帳コピーをリュックに入れておきましょう。
失敗④ 現金を入れていない
キャッシュレス生活に慣れていると見落としがち。停電時は電子マネーもクレジットカードも使えません。千円札と小銭を常備してください。
失敗⑤ リュックの置き場所が奥まっている
クローゼットの奥・押し入れの上段に置いていると、地震で家具が倒れて取り出せなくなることがあります。玄関の靴箱の横やベッドの下など、すぐ手が届く場所に置きましょう。
避難所持ち物チェックリスト(印刷用)
このリストを印刷して、防災リュックに入れておくと便利です。
避難所持ち物チェックリスト
最優先(必ず入れる)
- 飲料水(500ml × 3本)
- 非常食(3食分・調理不要)
- スマホ+充電ケーブル
- モバイルバッテリー(10,000mAh以上)
- 常備薬+お薬手帳コピー
- 現金(千円札5枚+小銭)
衛生用品
- 簡易トイレ(15回分)
- トイレットペーパー(芯抜き1ロール)
- ウェットティッシュ(大判)
- 歯磨きシート
- マスク(5枚以上)
- タオル(2枚)
- 下着(2〜3セット)
情報・照明
- LEDランタン or 懐中電灯
- 防災ラジオ
- 予備電池(単3・単4 各4本)
防寒・睡眠
- アルミブランケット
- 耳栓・アイマスク
- スリッパ
貴重品・書類
- 身分証明書コピー
- 健康保険証コピー
- 家族の連絡先リスト(紙)
- 自宅の鍵
+α 家族構成に合わせて追加
- 子ども:おむつ / ミルク / おもちゃ
- 高齢者:老眼鏡 / 入れ歯 / 介護食
- ペット:フード / リード / ワクチン証明
よくある質問(FAQ)
避難所にはどのくらいの期間いることになる?
災害の規模によりますが、短くて1〜3日、長い場合は数週間〜数か月です。2024年の能登半島地震では、発災から2か月以上避難所生活を続けた方もいました。まずは3日分の備えを基本とし、長期化に備えて自宅にも1週間分の備蓄を置いておくのがおすすめです。
防災リュックは市販品と自分で揃えるの、どっちがいい?
どちらにもメリットがあります。市販の防災セットは必要なものが過不足なく入っていて、すぐに使える手軽さがメリット。一方、自分で揃える場合は、家族構成や持病に合わせてカスタマイズできます。おすすめは「市販セットをベースに、自分の状況に合わせて中身を入れ替える」方法です。
避難所に食料や水はあるの?
自治体の備蓄がありますが、発災直後は届かないことが多いです。東日本大震災では、支援物資が届くまで3日以上かかった避難所もありました。少なくとも最初の1〜2日分は自分で持っていくつもりで準備してください。
避難所に行かずに家にいてもいい?
自宅が安全であれば「在宅避難」も有効な選択肢です。ただし、ハザードマップで浸水や土砂災害のリスクがある地域にお住まいの場合、自治体から避難指示が出た場合は必ず避難してください。在宅避難を選ぶ場合は、自宅に1週間分の備蓄があることが前提です。
防災リュックの中身はどれくらいの頻度で見直すべき?
年2回(3月と9月)がおすすめです。3月は東日本大震災のあった「防災意識が高まる月」、9月は防災の日(9月1日)があります。食品の賞味期限・電池の残量・季節に合った衣類の入れ替えをチェックしましょう。
会社や学校にも防災グッズを置くべき?
はい、できれば自宅用・職場用・持ち歩き用の3セットを用意するのが理想です。日中の災害は自宅にいないケースも多いため、デスクの引き出しやロッカーに「最低限セット」(水500ml・栄養補助食品・モバイルバッテリー・常備薬)を置いておくと安心です。
100均で防災グッズを揃えても大丈夫?
アルミブランケット・ホイッスル・レインコート・ポリ袋・ロウソクなどは100均で十分です。ただし、LEDランタンやモバイルバッテリーなどの電子機器は、安価すぎるものは品質や安全性に不安があるため、メーカー品をおすすめします。
まとめ|「持ち出せる量」に絞るのがコツ
避難所の持ち物で大切なのは、「何を入れるか」よりも「持ち出せる量に収めること」です。
完璧なリュックより、5秒で持ち出せるリュックを目指しましょう。
「自分で1つずつ揃えるのは面倒だな」という方は、市販の防災セットを1つ買っておくのが手っ取り早いです。
定期確認:非常食の賞味期限・乾電池の残量・季節用品の入れ替えを年2回(3月・9月)チェックしましょう。